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コラム1

"いびき"って怖いの?

「私は昔からいびきをかくからね〜。」と言って、"いびき"を放置していませんか?人間の一生の約3分の1は寝ています。その睡眠をおろそかにすると大変な病気につながります。その大切な睡眠の質を低下させる病気に睡眠時無呼吸症候群(SAS)という病気があります。"いびき"や日中の眠気が主な症状です。この病気は昨今、頻発している交通事故だけでなく、歴史的な事故あるスリーマイル島の原発事故やスペースシャトル「チャレンジャー」の事故もこの睡眠時無呼吸症候群(SAS)が原因と言われています。

「私は太ってないから睡眠時無呼吸症候群(SAS)じゃないよ!」と言われる方が多々います。そんなことはないのです!日本人は推計で200〜300万人の睡眠時無呼吸症候群(SAS)の患者様がいると考えられていますが、欧米人に比べて日本人は痩せている方の睡眠時無呼吸症候群(SAS)の患者様が格段に多いのです。図に示すように、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の患者様は上気道は寝ている間に非常に狭くなって、体が酸欠状態になってしまうのです。それによって、不整脈を誘発したり、心筋梗塞・脳梗塞を起こしたりします。


睡眠時の上気道狭窄

「どうすれば睡眠時無呼吸症候群(SAS)が分かるの?」と質問されますと、大変困ります・・・。"睡眠時無呼吸症候群(SAS)っぽい"ことはわかりますが、寝ている間のことなので、ご本人はもちろんのこと、医師側もわからないのです。"睡眠時無呼吸症候群(SAS)っぽい"方にはご自宅でできる簡易検査をします。お家でできるものなので、あくまで簡易的な検査ですが、ただ、この簡易検査も大変有用です。さらに精密検査になると入院検査(1泊)になります。
この精密検査では、脳波も測定するので、睡眠の質まで評価できます。

睡眠検査をして、異常となれば治療になります。重症の睡眠時無呼吸症候群(SAS)の方には、nCPAPという機械をつけて寝ることをお勧めします。最初は抵抗感のあった方でも、慣れてくると睡眠の質が上がったと実感され、日中の眠気や疲れが改善していきます。いびきや無呼吸で悩まれている方は、まず当院呼吸器内科はいらっしゃってください。