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痔の治療

痔の治療について


【痔の種類】

痔には「痔核」「裂肛」「痔ろう」の3タイプがあります。
最も多いのが痔核の患者様で約5~6割を占めます。
裂肛、痔ろうはそれぞれ1~2割程度です。

●痔核(いぼ痔)

肛門の血行が悪くなり、毛細血管の一部がうっ血してこぶ状になったもの。
形がいぼに似ていることからいぼ痔と呼ばれます。直腸と肛門の境界(歯状線)より内側にできた痔核を「内痔核」、外側にできた痔核は「外痔核」といいます。排便時に血がぽたぽたとたれたり、シャーッと出血するなどの症状が見られます。外痔核は痛みを伴いますが、内痔核では普通痛みが無いため、出血や痔核が肛門から脱出することで初めて気づくことが多いようです。

主な症状
・出血
・排便後の脱肛部腫れ(脱肛)、痛み

●裂肛(切れ痔)

固い便によって肛門付近が切れたり裂けたりするもの。男性よりも女性に多い。出血は紙に付く程度ですが、激しい痛みを伴うために排便を我慢して便秘になり、さらに症状を悪化させがちです。

主な症状
・出血
・排便時の痛み

●痔ろう(あな痔)

肛門の周囲が細菌に感染して炎症を起こし、膿を出すおでき状の「ろう管」ができるもの。発熱と肛門周囲の痛みを伴う。どちらかというと若年から中年に多く、男性に多いのも特徴。治療には手術が必要になる事があります。

主な症状
・肛門部から膿が出る
・排便時以外も痛み
・発熱(38度前後の発熱のある場合があります)


【痔の治療】

●薬物療法(飲み薬、軟膏、坐薬など)
痔の治療薬には「坐薬」「塗り薬」「内服薬」の3種類があります。坐薬は肛門に挿入しやすいよう釣鐘型をした固形薬。塗り薬は肛門周囲に塗るタイプと注入するタイプがあります。いずれも痛み止めや止血作用があります。また、内服薬は便秘の時に便を柔らかくする緩下剤や消炎剤、抗生物質などが痔の治療に用いられます。医師の診断を受け、症状に合った薬を処方してもらうことが大切です。

●外科的手術(PPH法など)
手術が必要なのは重度の内痔核、投薬治療を2~3か月行っていても症状改善が見られない裂肛、そして痔ろうの場合です。長期間入院となる場合は稀ですが、症状によりますので、早めに医師に相談することが肝要です。