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心臓リハビリテーション

1.心臓リハビリテーションとは?
2.対象となる方
3.心臓リハビリテーションプログラム(入院中)
4.心臓リハビリテーションプログラム(退院後)
5.運動で期待される効果
6.運動を行う際の注意点
7.当院での取り組み

1.心臓リハビリテーションとは?
 心臓リハビリテーションとは、心臓病を患った患者様を対象に行われます。入院中は安静治療に伴う体力低下を回復し、安全に家庭生活・社会生活に復帰できる様に支援します。入院後半から退院後は、再発や再入院を予防するために運動療法・生活習慣改善を行います。 リハビリテーションと言う言葉から運動だけを行う様に思われがちですが、食生活の見直し・正しい服薬・禁煙・ご自身の病気に対する知識を持って頂く事も再発予防には必要不可欠であり、それぞれ専門の医療スタッフがチームで指導を行っていきます。


2.対象となる方
 ・急性心筋梗塞
 ・急性発症した大血管疾患:急性大動脈解離など
 ・心臓の外科手術後:冠動脈バイパス術、弁置換術など
 ・慢性心不全
 ・閉塞性動脈硬化症

3.心臓リハビリテーションプログラム(入院中)
 入院・治療開始後の早い段階から心臓リハビリテーションを開始します。早期に介入する事により、廃用症候群*1を予防します。当院では病気に合わせたクリニカルパスに沿って心臓リハビリテーションを進めています。病状の回復に合わせ徐々に運動量と動ける量を増やし、後半は体力向上と再発予防を目的とした有酸素運動を行います。 入院中に、看護師・管理栄養士・薬剤師・理学療法士による生活習慣(食事、禁煙など)・疾患管理(病気の知識を付ける、血圧や体重の自己管理)・正しい服薬・適切な運動などの指導を行います。必要に応じ、退院前に運動負荷試験を行います。退院後はどれ位動いて大丈夫なのか不安に感じられる方も多いのですが、運動負荷試験により現状の体力レベルを知る事で安全に社会生活を送って頂けます。










4.心臓リハビリテーション(退院後)
 退院後は必要に応じ、外来心臓リハビリテーションに通院して頂きます。外来では退院後の生活で不安に思われる事についてご相談を受けたり、食事・運動・禁煙・自己管理などの様子を伺いアドバイスさせて頂きます。実際に運動を行いながら心電図などチェックする事で、体力の戻り具合や病状の変化も確認しています。
 再発予防のために心臓リハビリテーションは生涯必要になります。外来に通われない方や外来心臓リハビリテーションを卒業された方も、適切な運動と生活習慣を維持する事が大切になります。

 


5.運動で期待される効果(日本心臓リハビリテーション学会HPより抜粋)
体力がつく事で動く事が楽になります。
・不安やうつから解放される。
・狭心症や心不全の症状が軽くなる。
長期的な効果で運動時の狭心痛の軽減があります。
・生活習慣病の危険因子がよくなる。
血圧・脈拍・血糖値の安定。
コレステロール値の改善(悪玉コレステロールの低下、善玉コレステロールの増加)。
・血液の循環がよくなる。
・不整脈が起きにくくなる。
・血栓ができにくくなる。
・心筋梗塞の再発や突然死が減り、死亡率が減少する。
・心不全の死亡率や再入院率が減少する。

6.運動を行う際の注意点
①体調がすぐれない日や天気が悪い日は休む。
②暑いときは脱水や熱射病に注意して水分補給を心がける。
日の高い時間帯を避ける。
③寒いときは防寒を十分にする。
④運動前に準備体操、運動後に整理体操を行う。



7.当院での取り組み
①心臓病教室
 年に4回テーマを変えて医師・コメディカルから心臓病や生活習慣病についてのお話をさせて頂いています。お話の最後には質疑応答の時間を作っています。3・6・9・12月の土曜日午後に1時間程度で開催しています。事前申し込み制とさせて頂いておりますが、どなたでも無料でご参加頂けます。当法人ホームページに案内を掲示していますので、ご都合が合う方は是非ご参加下さい。

 

②CRCN (cardiac rehabilitation continue network)
 心臓リハビリテーションを受けたいのに受けられない、心臓リハビリテーション難民をなくそう!というコンセプトのもと、東京・埼玉・千葉の急性期病院~維持期施設が加盟しているネットワークです。当院もこの取り組みに賛同し、加盟しております。遠方で当院に通う事が難しい患者様にはお住まいの近くの病院をご紹介する事が可能です。また、身体機能障害などで通院が困難な患者様には通所リハビリや訪問リハビリをご紹介する事もできます。

③集団リハビリテーションの導入
 心臓リハビリテーションは生涯続くものです。同じ病気を経験した方と触れ合い、楽しんで運動を行って頂く取り組みとして集団リハビリテーションの導入を企画中です。

これは、普段は自転車エルゴメーターやトレッドミルで行っている有酸素運動をダンスやエアロビクスなどに変えて楽しく身体を動かしましょう、という取り組みです。現在、入院患者様を対象に集団リハビリテーションを行っていますが、ダンス未経験の方も楽しく参加されています。上手く出来なくても周囲の方と共有して楽しめますし、最後まで参加する事で身体を動かす事に自信がつきます。実施の際には、医療スタッフによるメディカルチェック(問診、血圧、心電図など)を行います。