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腎臓内分泌科(腎臓内分泌代謝センター)








専門医

福田 昇:内分泌専門医、高血圧専門医
鎌田たえ:糖尿病専門医
藤巻祐子:糖尿病専門医
小林洋輝:腎臓病専門医

対象疾患と診療内容

1、慢性腎臓病 (CKD)、糖尿病性腎症の治療

慢性腎臓病や糖尿病性腎症は慢性腎不全の80%の原因であります。当センターでは適切な降圧剤、SGLT2阻害剤、抗血小板剤、腎性貧血の治療薬、食事療法を組み合わせ、末期腎不全に至らないよう、腎不全クリニカルパスに基づいて、徹底した最新の保存的治療を行い透析療法への移行を遅らせます。

2、糸球体腎炎の専門的診断治療

IgA腎症、ANCA腎炎、ループス腎炎などの自己免疫性糸球体腎炎に対し、専門医が適切なステロイド治療、免疫抑制剤治療を行います。

3、高血圧診療ガイドラインに基づいた診断・治療

高血圧は日本で4300万人の患者数で、成人の2人に1人は高血圧罹患者で、放置すると脳血管障害、高血圧心疾患、腎硬化症を合併します。高血圧の原因として85%が遺伝性の本態性高血圧、10%が腎性高血圧、5%がアルドステロン症であり、適切な診断と降圧剤の選択が必要です。 当院での高血圧クリニカルパスに基づき、専門医が診療を行います。

4、甲状腺疾患、副腎、副甲状腺、下垂体疾患の専門的診断治療

内分泌専門医教育施設である日大板橋病院内分泌科での長年の診療経験に基づき内分泌専門医福田昇が以下の内分泌疾患に適格な診断治療を行います。

1)甲状腺疾患

甲状腺疾患クリニカルパスに基づき専門医が診療します。

▶甲状腺機能亢進症(バセドウ病、無痛性甲状腺炎、亜急性甲状腺炎)、甲状腺機能低下症(橋本病)に付き,甲状腺機能、4種の甲状腺自己抗体、甲状腺超音波検査から鑑別診断し、抗甲状腺剤、甲状腺剤補充による治療を行います。

▶バセドウ病眼症では突出に関与する甲状腺刺激抗体をBlock and Replace法で、眼球突出を改善させます。

▶甲状腺内腫瘍、石灰化、囊胞について甲状腺超音波検査所見から判断して、甲状腺吸引細胞診を行い診断し、必要があれば帝京大学病院内分泌外科に紹介します。



2)副腎疾患

▶副腎腫瘍:副腎CTとホルモン検査で機能しているか、良性悪性を判断します。

▶アルドステロン症:高血圧全体の5%を占めるアルドステロン症は副腎由来のアルドステロン産生過剰ですが、両側副腎の過形成による病型と片方の副腎の腺腫による病型では治療が異なりますので、正確に診断し治療を行います。

▶副腎不全:見逃されてきた倦怠感の原因となり、ステロイドホルモン補充療法で改善いたします。

▶褐色細胞腫:希な疾患ですがアドレナリンを産生する腫瘍で、急激な血圧上昇、動悸の原因となり、適切な薬物治療が必要です。

3)副甲状腺疾患

▶副甲状腺機能亢進症:副甲状腺ホルモンを過剰に造る副甲状腺腫瘍により、放置すると骨粗鬆症や尿管結石になります。甲状腺超音波、ホルモン検査で明確にし、副甲状腺ホルモン抑制剤を適格に使用します。

▶副甲状腺機能低下症:副甲状腺ホルモンが足りない状態で、繰り返すコムラ返りの原因であり、活性型ビタミンDの補充で治ります。

4)下垂体疾患

▶下垂体前葉機能低下症:下垂体前様ホルモン低下による副腎不全、無月経、倦怠感を引き起こします。
2泊の入院で下垂体負荷試験、下垂体ホルモンの日内変動から下垂体前葉機能低下症を診断し、外来ではNa、Kの値から適切なホルモン補充療法を行います。

▶尿崩症:脳炎などにより下垂体に抗利尿ホルモンが少なくなり、尿量が多くなります。抗利尿ホルモン経口薬の適切量を処方します。難病指定の申請をします。

▶下垂体腫瘍は赤羽中央病院の下垂体MRI検査を行います。ホルモン検査と合わせて治療法を選択します。

▶末端肥大症:成長ホルモン産生腫瘍であり、軽度な場合はソマトスタチン注射、進んでいる場合は日大板橋病院脳外科に紹介します。

▶クッシング病:副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)の過剰により、肥満、高血圧を来します。

▶高プロラクチン血症:下垂体腺腫からプロラクチンが過剰にされると、無月経、不妊症の原因となります。抗プロラクチン薬の服用でプロラクチンは低下し、生理が出てきます。

内分泌疾患では正確な最終診断の為、内分泌疾患クリニカルパスに基づいた検査入院をして、ホルモン負荷試験にて判定をいたします。

5、糖尿病、メタボリック症候郡、肥満の専門的治療

糖尿病の患者さんが健康な人と変わらず身体制限のない生活が送ることがdできるよう、糖尿病合併症クリニカルパスに基づいて、腎機能障害の始まりを微量アルブミンやインスリン自己分泌を評価し、合併症として神経障害を自律神経R-R間隔変動係数、振動覚検査を評価します。インスリン自己分泌不良の場合、インスリン自己注射の指導を行います。メタボリック症候郡、肥満については新規の減量薬物療法を行います。メタボリック症候郡、肥満、糖尿病教育入院・栄養指導も行っております。

6、脂質異常症、家族性高コレステロール血症の管理治療

▶脂質異常症は高LDLコレステロール(悪玉)血症、高中性脂肪血症、低HDLコレステロール(善玉)の総称で、いずれも脳梗塞、心筋梗塞などの動脈硬化症の原因となります。

▶コレステロール含有食材(乳製品、卵など)を避ける栄養指導を行います。

▶メタボリック症候群が基礎にある場合は減量を指導します。

▶家族性高コレステロール血症はヘテロ型(両親のどちらかが高コレステロール血症)で日本人の500人に1人の罹患率です。

心血管クリニカルパスにて動脈硬化病変を判定しますが、冠動脈にプラークがある場合はLDLコレステロールを100以下にする薬物療法を行い、プラーク破裂による心筋梗塞の予防を徹底します。

7、アンチエイジング診療:骨粗鬆症、フレイル、認知症の管理治療

高齢者が健康寿命を保つことは重要であり、健康寿命を保つため骨粗鬆症、フレイル、認知症についても、腎臓内分泌代謝センターにて管理・治療します。

▶骨粗鬆症があると、腰痛、関節痛の原因となるため骨密度の評価により適切な薬物療法を行います。

▶フレイル:老人性廃用性筋萎縮症は高齢者に多くみられ歩行障害から寝た切りになるため、人参養栄湯の漢方治療、リハビリテーション科での自宅運動プログラム指導を行います。

▶認知症:ご家族や本人の記憶の障害がある場合、記憶力試験、赤羽中央病院でのMRI,MRA検査にて、アルツハイマー型、レビ−小体型、脳血管障害性認知症のタイプ分けから適切な薬物療法にて認知症の進展を抑えます。