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 看護師 入職6年目

 




私がこの老人保健施設「太陽の都」へ勤めるようになって、6年が経ちます。
それまで私は病院での勤務経験しかありませんでした。
元気に回復し退院されるときの喜びは、看護師にとってこの上ないものでした。
入院生活を送る患者様と過ごしながら感じていたことは、当然のことながら治療が最優先であるため制限されるものが多く、特にご高齢の方にとってこの環境の変化は、大きな不安となり落ち着かなくなる姿も見られました。
ご高齢の方にとって住み慣れた環境、自宅が一番落ち着くのです。看護師として、早期退院に努めることはもちろんですが、余儀なく入院生活を送られている患者様に安心して頂けるよう、少しでも多く向き合える時間を持ちたいと思いながらも看護業務に追われ、”今日は一人の患者様に何分関われただろうか...”と満足のいかない反省ばかりの日々だったことを思い出します。本当は看護師の役割なんて微力なのかもしれませんが、病室へ伺った際に見せてくださった患者様の笑顔は今でも忘れられません。
患者様、特にご高齢の方の笑顔が見たくて、看護師としてスローダウンしたくて、環境を変えたいと思い、私にとって初めての老人介護保険施設である「太陽の都」に勤めさせて頂いております。デイケアは介護認定を受けられた方が、リハビリや入浴、社会交流のため日帰りでご利用になるところです。ここでは患者様ではなく”ご利用者様"となります。
退院後の身体回復のため通い始める方も多くいらっしゃいます。
リハビリに励まれる姿は真剣そのものです。
またデイケアでは季節に合わせたイベントやゲームなども行っております。
内容は介護スタッフが創意工夫し、盛り上げていきます。
ご利用者様の楽しそうな笑い声、得点を競う真剣な表情、片麻痺などの方に寄り添いお手伝いされる姿などを拝見するたびに、病室では見ることのできなかった本来の姿なのだと実感します。
入院することなく健康を維持し住み慣れた自宅で日常を過ごせること。
自分らしく生きること。
「ここに来ると楽しい」「元気になれる」そんな場所として、太陽の都デイケアがお役に立てれば幸いです。
ご利用者様は皆、生き生きとしていらっしゃいます。
「まつ毛カールしたのね?似合うわよ!」「家に帰るとクタクタでしょう、お疲れ様ね」など、スタッフをよく気遣って下さいます。
そんな時”私がご利用者様から元気を頂いているんだ!”と感じてなりません。
今私は願った通り”笑顔”に囲まれた毎日を送らせて頂いております。
デイケアの看護師として、健康な状態で過ごして頂けるよう見守り、お手伝いさせて頂きます。
体調の変化の際は、施設医師をはじめ他部門と連携をとりながら対応してまいります。
そのためにはご家族のご理解、ご協力が必要・不可欠となります。
いつでも気軽にお声かけ、ご相談下さい。
これからもどうぞよろしくお願い致します。





 看護師 入職4年目

 




介護老人保健施設「太陽の都」ではスタッフの年齢層が幅広く色々な方がおります。
誰もがご利用者様を思い、仲間意識の高さからお互いに助け合う空気があり、とても働きやすい職場だと思います。

4年間の勤務の中で、ご利用者様の看護を通じて私自身多くのことを学びました。今後も色々な知識を身につけながらより良いケアができるようにスキルアップをしていきたいと思います。