1. トップページ
  2. コラム一覧
  3. コラム17

コラム18

独り言

介護老人保健施設「太陽の都」 介護長 原田 浩史


先日のニュースで5歳の女の子が両親の虐待により亡くなるニュースが流れていました。
独身の時にはそういったニュースを見ても「かわいそうだな。」としか思わなかったのですが、自分にも子供ができてから子供に関する事故や事件のニュースを見るとひどく心が痛むようになりました。もう何年も前になりますが当時5歳の男の子が工事現場の足場が崩れて下敷きになり亡くなる事故がありました。ちょうど自分の息子と同い年だった為ひどく悲しい気持ちになったのを今でも覚えています。今回の事件もきっと同世代の子を持つ親は自分の子供と重ね合わせて悲しい気持ちになっていることと思います。 そんなことを夜勤中に考えていて、ふと横を見ると認知症で95歳のおばあちゃんが車椅子に乗ったまま眠れぬ夜を過ごしており、何やらぼそぼそと独り言を喋って記録用紙にいたずらをしています。「きっとこのおばあちゃんは生まれた時は両親に祝福され、多くの人に支えられ、そして多くの人を支えながら生きてきて今の長寿があるのだろうな。なんか対照的だな。」と思い少し悲しいような可笑しいような気持になりました。
今回の事件で亡くなられた女の子のご冥福を祈ります。