Orthopedics

整形外科・人工関節センター

 

赤羽中央総合病院 野村副院長が6月22日(土)健康公開講座『ひざの痛みをとるためには!?』(場所:赤羽会館大ホール)を行いました。

読売・日本テレビ文化センター健康公開講座・北区が開催されました。 テーマは「ひざの痛みをとるためには!?」副題は ~健康を保つために~です。 今回でここ赤羽会館では5度目、講堂では4度目の講座となりました。 当日はあいにくの天候で昼頃から時折本降りになるほどの雨模様でした。 悪天候で足下の悪い中、300名の募集のところ私たちの予想に反してなんと400名近くの方が来場されました。 厚く御礼申し上げます。 講演に先立ちまして北区区長花川輿惣太様よりご挨拶をいただきました。 続いて本年4月より当院赤羽中央総合病院新病院長廣高史先生よりご挨拶させていただきました。 今回の講演内容は まずオープニングとして私より2025年問題、社会保障費、健康寿命等の問題提起をしました。

①変形性ひざ関節症に対する新しい再生医療として次世代PRPといわれているAPS療法

変形性ひざ関節症の初期から中期は炎症により軟骨の破壊が進行すると言われています。AS療法とは自己血を採取し専用キットで2回遠心分離機にかけて血小板濃度を高めその成長因子+抗炎症作用で軟骨破壊を抑制する新しい治療法であることをご紹介しました。

②筋トレとストレッチ

当院リハビリのスタッフ内田、山下、杉山よりQ&A方式とより実践的にご自分でできるよう実演を交え筋トレとストレッチの解説をいたしました。

③口腔ケア、オーラルフレイル

今回の講演のスペシャル講師として北区区議会議員、そして現役歯科医としてご活躍中の永沼克之先生にご講演していただきました。特に高齢者では歯周病等の口腔内細菌により様々な全身疾患の原因になりやすいこと、術前術後にも注意が必要なこと等解説して頂きました。大変お忙しい中ご講演していただきました。感謝申し上げます。

④私より変形性ひざ関節症の人工関節手術(インプラント治療)についてお話しさせていただきました。

手術が必要な方はどのような人か、また手術出来ないケースはどのような場合なのか。またO脚変形がなぜ真っ直ぐになるのか等解説しました。患者さんの術後動画では歓声が上がるほどその変化に驚かれていたようでありました。

⑤術後リハビリと入院生活について

3B病棟広井清美看護師長より術後の入院生活、特に患者さんが不安に思う術後の痛みの管理、トイレのこと、リハビリ等について解説いたしました。

⑥後半のメインである患者様の声では3名の術後の方々に登場して頂きました。

リハビリテーション科の木世さん並木さんによりインタビュー形式で術前どんな不安を抱えていたのか?手術を受けるきっかけはなんだったのか?また現在の状態、術後生活の変化等についてお話しをお聞かせ頂きました。大変参考になるお話だったと思います。ありがとうございました。 最後に人工股関節置換術の方が術前より趣味にしていたフラダンスをその先生とお仲間と5名で踊りを披露して頂きました。大変優雅で皆さんを魅了していました。披露するまでに多くの時間を費やし練習をして頂いたと思います。大変感謝申し上げます。 悪天候のなかどうなることかと思っていましたが参加された観客の皆さんに助けられ大盛況のうちに終了しました。2時間と長い時間でしたがあっという間に終わった感じでした。この度の講演の後大変反響が大きく高評価を頂きほっと胸をなで下ろしているところです。

おわりに 大変足下の悪い中おいで下さいました皆様深く御礼申し上げます。 お忙しい中ご挨拶頂きました北区区長花川輿惣太様、ご講演していただきました永沼克之先生深く感謝申し上げます。 このような機会を頂きました読売・日本テレビ文化センター様、ジンマーバイオメット様、ご支援頂きました皆様、当院の職員の皆さん心より感謝いたします。

赤羽中央総合病院 野村将彦