Allergy

アレルギー科

アレルギー科は現代病とも言われるさまざまなアレルギーに対して、診断・治療を行います。
アレルギーと一括りに言っても、軽症から重症まで程度はさまざまであり、
当院附属クリニックの皮膚科や耳鼻咽喉科と連携しながら治療を進めていきます。
当科では専門スタッフにより丁寧な診察を心掛けています。

診療について

【気管支喘息・好酸球性肺炎】

ガイドラインに基づいて治療を行います。当科では重症の気管支喘息患者様が多数通院されています。
気管支喘息や咳喘息の患者様には、測定できる施設が少ない呼気一酸化窒素(FeNO)などを測定し、診断はもちろんのこと治療効果の判定をすることも可能です。また発作時や急性増悪時には入院加療もおこなっております。当科では喘息合併の妊婦さんの気管支喘息患者様も積極的に診察しており、抗IL-5抗体製剤(ヌーカラ®)などの最新治療も積極的に取り入れています。

【長引く咳・慢性咳嗽】

長引く咳でお困りの患者様も多く通院されています。長引く咳の多くは感染の後に続く咳ですが、その他には肺癌や肺結核以外にも咳喘息などがあります。咳喘息では発作性に空咳が続き、特に夜間や明け方に多く出ます。「なかなか咳が止まらない」とお困りになり当科を受診され、呼気一酸化窒素(FeNO)を測定して咳喘息と診断となった患者様も多数いらっしゃいます。咳喘息の3割程度の患者様は気管支喘息に移行すると言われていますので、早期の治療が非常に重要です。長引く咳でお困りの方は当科にご相談ください。

【食物アレルギー】

小児期からの食物アレルギーのためにお困りの方はお気軽にご相談下さい。採血で特異的IgEを測定することで、アドバイス・治療法を提示いたします。

【間質性肺炎・サルコイドーシスなどのびまん性肺疾患】

アレルギー疾患の一つである間質性肺炎やサルコイドーシスは難病に指定されていて、いまだに有効な治療法が少ないのが現状です。当科ではCTや気管支鏡検査を行い、迅速に診断し治療を行います。

【花粉症・アレルギー性鼻炎】

日本人に非常に多いスギ花粉症から通年性アレルギー性鼻炎でのお困りの方はご相談ください。
附属クリニック耳鼻科と連携して治療致します。

認定施設
日本呼吸器学会関連施設
日本アレルギー学会専門医教育研修施設

 

呼吸器内科部長・医局長
熊澤 文雄Kumazawa Fumio
【専 門】

呼吸器内科学
アレルギー学

呼吸器科医員(非常勤医師)
遠藤 大介Endo Daisuke

専門:呼吸器全般、喘息・アレルギー、びまん性肺疾患、好酸球性肺炎、肺癌