Exchange Diary

小児科・婦人科交換日記

小児科の平井先生と婦人科の武谷先生が赤羽中央病院の日常を交代で綴るコラムです

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平井 麻衣子

武谷先生の外来で妊婦健診も出来るようになるのですね、それは楽しみです。
小児科と婦人科はお隣さんで看護師さん、受付さんも共通なので、私たちは違う科のようで実のところ同じ仲間のような存在です。例えば、小さいお子さんを連れたママさんが婦人科を受診される際、診察時お子さんを小児科スタッフでお預かりすることがあります。そんな風に科は違えど、お互い支え合っている大切な仲間です。
妊婦健診が始まり妊婦さんが出産されたら今度はお子さんを連れて小児科に来てくれると嬉しいなと思います。お母さんも子どもも二代にわたって共通の看護師さんが係ってくれることは、きっと安心につながると思いますし看護師さんも喜びます。
と、急に熱いことを書いてみましたが、チャッキー先生応援しています。

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平井 麻衣子

さて、小児科では新型コロナウイルス第7波の影響で7月から発熱外来の患者さんが急激に増えています。新型コロナウイルス感染の方も多いですが、幼児期の患者さんでは手足口病やヘルパンギーナ、RSウイルスといった感染症も同時に流行している状況です。小児科では現在(2022年8月5日時点)時間内であれば受診人数に制限なく受け入れをしています。なるべくスムーズに診ることが出来るように努力はしていますが、人数が多いとお待ちになる場合があるので保護者の方も待ち時間に熱中症にならないように熱中症予防グッズ(日傘、飲み物、ネッククーラー、ひんやりする汗ふきシート、携帯扇風機等)をお持ちになると良いです。
発熱外来の中、「コロナ流行で大変な中診てくれてありがとう」「頑張ってください」とお声がけをしてくださる患者さんやご家族に本当に励まされます。私が体調を崩して小児科がストップしないよう、日々体調管理に気をつけてこの夏を乗り切りたいと思います!というわけで武谷先生、体調管理にお勧めのアイテムなどあれば教えてください。

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武谷 千晶

NCPRの講習を受けました

2022年7月1日

先日、NCPR(新生児蘇生法普及事業)の講習会を赤羽中央総合病院のメンバー(看護さんと小児科の平井先生)で母校の日大板橋病院で受けてきました。
NCPRは、生まれたばかりの赤ちゃんが具合が悪かったときに、すぐに応急処置ができるための訓練です。処置の方法が日々アップデートされてゆくのと、いざというときにすぐに手技ができるように、定期的に講習を受けてライセンスを更新することになっています。
よく、ドラマなどで出産のシーンになると「お湯を沸かして!」という場面が思い描かれると思いますが、実際にはお湯は使用せず、きれいに拭くだけの場合が多いのです。それから、産声を上げるよう刺激したり、吸引や心拍確認などをしてゆきます。
写真は看護師さんが呼吸補助のためのチューブをトレーニング用のお人形に入れているところです。平井先生がサポートしています。平井先生はとても華麗なマスクバッグ手技でインストラクターに絶賛されていました。
現在、赤羽中央総合病院では分娩を取り扱っていませんが、ゆくゆくはセミオープンシステム(妊婦健診は近くのクリニックなどで行い、分娩は入院設備のある病院で行う方法)などで妊婦健診を行うことも計画されています。また、いつどんなところで分娩に立ち会うかわかりませんので、日々のトレーニングは必要ですね、平井先生。

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平井 麻衣子
2022年6月18日

新年度が始まったと思ったら、もう6月ですね。
時の流れの速さに時々恐ろしくなります。
さて、梅雨の季節ということで小児科外来の飾り付けも「こどもの日」から「梅雨」のデザインに代えました。
小児科外来では子ども達に季節を感じて欲しくて、外来の飾り付けを月ごとに代えています。受診の際に是非見
て行って下さいね。
武谷先生からのご質問についてですが、小中学生の月経についての相談や陰部のトラブルなどの相談はまずは小
児科受診で問題ありません。婦人科の先生に診てもらった方がよさそうな場合は、こちらからご案内しますので
ご安心ください。具体的にピルの希望などがある場合は婦人科のほうがよいかもしれません。
アイコンよく見たら私にも猫の耳が生えているではありませんか!
ウサギ先生、小児の月経相談など、婦人科に診てもらった方がいい場合は宜しくお願いします(=^・^=)!

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武谷 千晶

春は肝の季節

2022年5月2日

中医学では、肝臓は西洋医学での肝臓とは異なる意味合いをもち、気の流れを調節する臓器とされています。ストレスや怒りなどをコントロールする臓器ですが、春は肝に負担がかかるため、精神的に不安定になりやすい季節です。肝には体内の気の巡りを調整する効果があるため、排卵などのリズムにも変化がおき、月経不順となることもあります。
婦人科にも、新年度のため環境の変化などの影響もあると思われますが、月経不順で受診される方が増える時期です。
月経不順の治療には漢方やピルなどのホルモン剤があります。子宮や卵巣に異常がないか、超音波検査で確認することも重要です。
それから平井先生、前回のご質問「ウサギミミの理由」ですが、若い年代の方にも親しみを感じていただきたいというのが回答になります。小中学生でも生理痛など、月経に関するトラブルで困っている方にもコラムを読んでいただきたいという思いからです。受診される方からよくご質問があるのですが、小中学生の月経に関する受診は婦人科ですか、小児科ですか?私はどちらでもよいので、受診しやすい科にかかっていただければと思います。先生のご意見をお聞かせください。

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平井 麻衣子
2022年3月18日

武谷先生お返事遅くなってすみません。
武谷先生からHPVワクチンについてバトンを渡されましたので、少しコメントをさせて頂きます。

HPVワクチンで予防できるのはヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染で、子宮頸がんはこのウイルスの感染が原因で発症することがわかっています。
HPVは性交渉によって感染するため、成人期になれば誰にでもそのリスクがあるといえます。その前に抗体を作り、感染を予防しておくことが子宮頸がんから身を守ることになるわけです。
私はこれまで小児がんやAYA世代のがん(AYAとは思春期・若年成人のことをいいます)の診療を専門にしていたので、がんを患うことの大変さや辛さを間近で診てきました。それだけにワクチン接種でがんが予防できるということは、本当に素晴らしいことだと思っています。HPVワクチン接種によって一人でも多くの女性を子宮頸がんから守ることができたらと思っています。

当院で定期接種できるHPVワクチンはガーダシルになります。副反応などについてご心配なことがあれば外来でご相談頂ければと思います。

ところで、武谷先生はどうしてウサギの耳とヒゲが生えているんですか?
婦人科前の吊るし雛かわいいですよね。小児科のかわいいお雛様も紹介します。


女の子も男の子もみんな健やかに育ちますように!

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武谷 千晶

ひな祭りとブライダルチェック 

*2月のコラムは平井先生予定でしたが、季節柄武谷が担当しました。
2022年3月3日

3月3日は桃の節句、ひな祭りの日です。3月のはじめに来る巳の日を上巳の日と言い、この時期は体調を崩しやすいため、その原因となる邪気を人形に厄払いとして引き受けてもらう目的で行われていた流しびながひな祭りのルーツだそうです。現在は流しびなではなく、結婚式を模したお人形を飾り、女の子の幸せを願う行事になっています。
さて、結婚前にいろいろな体のチェックをしておきましょう、という「ブライダルチェック」という検査をご存じでしょうか?「ブライダルチェック」とは、結婚前に行う健康診断のようなものです。1つの検査ではなく、いくつかの検査を組み合わせたセットを指すことがほとんどです。行う医療機関によっても内容は異なりますが、一般的には子宮頸がん検診、超音波検査、クラミジアやHIV、肝炎などの感染症検査が含まれていることが多いようです。
症状がない方に行うので自費診療となり若干価格設定は高めになりますが、通常の診療ですと一つずつ自費で行わなければならなかったり、通常検診では希望の項目がなかったり、タイミングが合わなかったりする可能性を考えると、その点、一度に検査ができるセットは便利です。当院でも行っていますが、健診センターやレディースクリニックでもできます。
最近では男性向けのブライダルチェックもあるようです。(当院では女性のみです)もともと、ひな祭りの由来となった上巳の節句も女の子に限定しておらず、厄払いのための行事でした。
男の子も女の子も、みんな元気で育ってほしいですね、平井先生。

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武谷 千晶

子宮頸がんワクチン再開

2021年11月26日

厚生労働省から各自治体に子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)のワクチンについて積極的勧奨を来年4月に再開するよう通知が出されました。子宮頸がんワクチンは平成13年4月に定期接種が開始されましたが、痛みなどの副反応が疑われる症状が相次いで報告されたため、同年6月に積極的勧奨を中止しました。その後、ワクチンの有効性や安全性に関する研究報告が蓄積され、接種後に症状が出た方への対応を強化させながら勧奨再開となりました。

子宮頸がんにかかる女性を一人でも少なくするために、検診やワクチンなどのお手伝いをさせていただければと思います。
当院では、婦人科でシルガード9の接種が可能です。シルガード9は子宮頸がんの88.2%の原因となる9種類のヒトパピローマウイルスに対するワクチンです。実は子宮頸がんワクチンは現在も現在公費(無料)での定期接種が可能です。公費の場合、もう1種類の子宮頸がんワクチン「ガーダシル」の接種となります。定期接種については小児科の先生がご専門ですので、次回平井先生にコメントを頂ければと思います。乞うご期待です。